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プロに聞いた事故処理の基本とレンタカー保険の落とし穴

今回は「平野ホルコム保険事務所」の雅子さんに、車の保険について教えていただきました。

Q. 先日私の友人が車両事故にあってしまいました。事故の際にどのように対処すべきでしょうか?

A. 手順は以下の通りです。

■安全確保

まずは落ち着いてください。車を安全な場所に止め、ハザードランプを点滅させます。二重事故に十分な注意を払って下さい。

■状況確認

ケガ人の有無を確認した後、警察へ連絡し事故証明をしてもらいます。目撃者がいれば連絡先を交換します。いつ、どこで、どのような事故が起きたのか記録し、証拠写真を撮ることも大
切です。

■相手側との情報交換

運転手および同乗者の名前、住所、電話番号、保険会社、証券番号、ナンバープレート、車種などを相手方と交換します。

■保険会社やエージェントに事故報告します。

 

Q. 以前レンタカーを借りた時に、よく分からないまま必要のない保険にまで入ってしまいました。レンタカーの保険にはどんなものがありますか?

A. レンタカー会社が提供する保険には①賠償責任補償 ②事故時医療保障 ③レンタカー損害補償の3種類があります。

Q. この中で加入すべき保険は何ですか?

A. 自動車保険を持っていない、もしくは普通乗用車以外の大型トラックをレンタルされる場合は、全ての加入をおすすめします。

すでにご自身の自動車保険がある場合は、①の補償限度額と②の補償に加入しているかを確認し、その内容で十分であれば、①②にはレンタカー会社で加入される必要はありません。でも③に入った方がよい場合もあります。レンタカーで事故が起きた場合、③があればご自身の自動車保険を通さないので免責額を支払う必要がありません。ご自身の自動車保険を使ってレンタカーの損害処理をする場合、免責額まで自己負担となります。もしも③に加入しない場合、事故後にレンタカーの修理期間中に発生するレンタカー会社の「利益損失分」の請求が起きます。

自分の保険を確認した後、どんな種類の保険に加入するか考える必要がありますね。雅子さん、ありがとうございました!

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