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恋愛は向き合ってなんぼ「メッセージの伝え方」

今回のテーマ

恋愛は向き合ってなんぼ
人間関係でいちばん感情が出るからこそ、学習しやすい恋愛。その恋愛でも不可欠なのは向き合うコト。そして、伝え方。

シアトルの皆さま、こんにちは。秋になり、少し涼しくなった日本ですが、大きな台風などで災害に
遭われた方もいます。皆さまのご家族は大丈夫だったでしょうか? お大事にしてください。

さて、いつもビジネス、ビジネス、時に子育てでお話をする機会が多い私ですが、当然のコトながら恋愛関係の相談もお受けしています。恋愛というものは、心理学でもいちばんに感情が出やすい人間関係だと言われています。そう、友人ならば時に意見が食い違っても譲り合えるが、恋人や夫婦だとそうはいかない! 「ごめん、仕事が入ったの」と友人が言ったら「あ〜マジで? 仕事なら仕方ないよ」と言えるが、恋人だと「え〜! 私だって忙しいのに」と、怒り千万。ありがちな話ですよね。

相談されても、双方の話を聞くと、本当にどっちも悪くないってケースがほとんど。そうなると、ど
う解決するかとなります。私の場合には、相手の潜在的な資質をお伝えして、「相手の苦手なコトは避けてあげましょう」という策も使います。実は彼女は、ドタキャンに怒っているのではないのかもしれない。自分でも気が付かないでいる根本に触れてしまっているケースが多いのです。「忙しいのに時間を空けていた!」と怒れば、彼からすると、ただの理解のない彼女となりがちです。

私の友人で、こういうケースを見事に変換した出来事があったので例に挙げます。彼女は定期的に彼氏に一方的にけんかを仕かけては「もう別れる!」と言い出すんです。彼氏はそのたびに大慌てをしていましたが、そんなコトを継続していくうちに、円満になっていったわけです。

彼女は幸せになることが怖かったのです。誰だって「幸せになりたい!」と思って当然なのですが、実は人間には「幸せになるのが怖い」症候群も多いのです。彼女の場合には、幸せになるのが怖くて、慣れない感覚の変化に怯えて、相手を試してしまっていたのだと思います。「君が好きだ!」「ありがとう!」となるところが、「君が好きだ!」「ウソ……本当なの?」というケースは、少なくないのです。

けれど、けんかという形でも彼女は彼に伝え続けて、それを彼氏が受け止めていったから、この話は最終的に円満に落ち着いた、ということです。話し合いを持つコトを、多くの人は避けたがりますが、向き合うコトの大切さ、必要性をしみじみ思うのです。

もうひとつは、やはり言葉の伝え方。「私だって忙しいのに!」ではなくて「とても楽しみにしていたのに。だから、ナーバスになるのよ」と、素直に何が辛いコトなのか伝える。そうすれば、彼氏も「そうか、ごめんね。君にとって急なキャンセルはダメージになるのに、どうしようもない案件が入って。でも今度、埋め合わせするね!」って。ほらね? 向き合って、言葉を投げかければ、お互いのトリセツを理解し合っていけるってものです。そうしたら、コトは円満に進んでいきますよね。

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通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。