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シアトル発ジャパンツアー 新旧の東京らしさが詰まったエリアを散策

近年、外国人が注目するのは、よりディープな東京を感じられる場所と言います。姉妹紙『北米報知』が主催した2019年ジャパンツアーで、アメリカ在住の参加者たちの目を引いたのは?

丸の内で歴史とグルメを堪能

新丸ビル7階にあるテラスから眺める夜景も格別ビル内のレストランからテイクアウトして食事しながら楽しもう

オフィス街が再開発でオシャレなナイトスポットに生まれ変わった。東京駅赤レンガ駅舎など明治期の近代建築物もここ数年で復元。特に三菱一号館は、歴史資料室が無料で一般開放され、江戸慶長期から現在までの丸の内の進化を追う「丸の内の都市空間の軌跡」も放映する穴場だ。外国人観光客に東京近代化の歴史を知ってもらうにはもってこい!

いちばん人気は柴又!

駅前で発見した何ともレトロな駄菓子屋

東京観光でいちばんと言っていいほど盛り上がったのが、映画「男はつらいよ」でおなじみの葛飾柴又。震災や戦火を免れた明治初期からの建物が残り、昔ながらの東京の下町風情が感じられる。都心の喧騒を離れた落ち着いた雰囲気の中、映画さながらの参道商店街の活気もあり、ツアー参加者もみんな満足そうだった。

浅草まで水上バスで移動

水上バスから見える月島のタワーマンション群これもまた東京の新風景だ

ツアー参加者から大好評だったのが、東京都観光汽船が運営する水上バス。隅田川沿いにお台場海浜公園、日の出桟橋、浜離宮、浅草を定期運航し、東京らしい絶景が目の前に広がる。浅草では、江戸時代から続く仲見世商店街へ。和を感じる土産物がずらりと並び、歩くだけでもエンターテインメントに。江戸の町民文化を知ってもらうなら、両国にある江戸東京博物館もおすすめ。

北米報知ジャパンツアー
年1回開催の『北米報知』読者向け日本観光ツアーが、好評につき2020年から春と秋の2回開催に! 10月のツアー詳細は1月末に公開予定。 https://napost.com/japantour
ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から2022年まで北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長を務めた。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。