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平野ホルコム雅子さんがコロナ禍での保険についての悩みに回答!

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コロナ禍でのお金の悩みに専門家が回答

ワシントン州知事による自宅待機命令の下で暮らす読者の皆さまへ、ソイソースでおなじみのお金の専門家たちがコロナ禍を乗り越えるための知恵についてアドバイス!

※掲載した内容はあくまで一般的な情報であり、個々の状況に応じて異なる場合があります。また今後の情勢によって変更される場合がありますことをご了承ください。
※最新情報、詳細は州や該当機関、各社のウェブサイトなどでご確認をお願いします。

保険 Insurance


平野ホルコム雅子さんが回答

兵庫県出身。20年にわたる保険エージェント経験を生かし、自動車、住まい、商業、個人年金、生命保険、学資保険など、個々の状況に合わせ、最適な保険を提案。シアトル商工会会員。

MHH Insurance Agency.
☎ 206-755-5585
www.mhhinsurance.com

健康保険についての助成プログラムは?

仕事がなかったり減ったりしている間は、申し込み時に設定した年収の金額を変更することで、保険料が減額または無料になる場合があります。なお、この年収に政府の経済刺激対策による特別定額給付金(大人1,200ドル、子ども500ドル)や特別定額失業手当(週600ドル)の金額を含める必要はありません。詳細は、ワシントン州が提供する保険プラン(Washington Health Plan Finder)で確認できます(☎1-855-923-4633、www.wahealthplanfinder.org)。日本語の通訳も利用可。3月5日、ワシントン州保険監督局のマイク・クライドラー長官が各保険会社に、新型コロナ関連の検査や治療における自己負担額(Copay)や共同負担額(Co-insurance)、免責額(Deductible)の放棄を指示し、6月3日まで患者はこれらの費用を支払うことなく受診できるようになりました。以降の免除期間は保険会社によって異なるため、お問い合わせください。検査を希望する場合は、ワシントン州保健福祉課による日本語サイト(www.doh.wa.gov/Emergencies/NovelCoronavirusOutbreak2020COVID19/Japanese)を参考にし、かかりつけ医に相談しましょう。保険料の支払い猶予もあり、前述のワシントン州が提供する保険プランで助成金をもらっている場合は最長90日間、その他の方は最短60日間からとなっています。

生命保険や個人年金を活用するには?

もし有効な生命保険プランに加入済みで、新型コロナにより死亡した場合は保険金が支払われますので、ご安心ください。生命保険の相談が増えていますが、加入には健康診断が必要となるケースがほとんどで、契約までに1~3カ月かかることも。すでに加入している方は、プランによって異なりますが、保険料支払い猶予や一定の期間で月々の支払い額を下げられる可能性もあります。支払いが滞ったまま放置して解約されないよう、確認してみましょう。

個人年金保険は2週間ほどで契約が可能。通常59.5歳以前の引き出しとなると10%の違約金が課せられますが、現在は緊急処置として免除されています。家にいる時間が長い今だからこそ、プランを見直してみるのも良いかもしれません。

その他の保険で月々の費用を抑えるための取り組みは?

自動車保険各社は一定の期間で月々の保険料を一部返金または割引すると発表しています。特に申請などをする必要はなく、自動的にチェック、クレジット、または支払いに利用した銀行口座やカードで処理されますが、6月になっても確認できない場合は連絡してみましょう。支払い猶予も可能で、月々の保険料を下げるためには、自己負担金となる免責額を上げるのも手です。住宅保険も同様。全ての保険に関して日々状況は変わっていますので、州や各社からの最新情報をご確認ください。