北海道らーめん 山頭火
日本全国のみならず世界各地に店舗を広げている人気のチェーン店、らーめん山頭火は、アメリカ本土の路面店第1号としてシアトル・ベルビューにオープン。今年4月下旬のオープンから連日多くの人でにぎわっている。
山頭火といえば独自の製法で丁寧に作られた豚骨の白湯（パイタン）スープが特徴。これをベースに塩、醤油、みそ、辛味噌の4種のフレーバーから好みのものをチョイスできる（各$10.96、辛味噌のみ$11.46）。今回は同店が絶対の自信を持ってすすめてくれた塩味を試食させてもらった。
上品な白色のスープはすっきりとした塩味にこってりした脂が乗り、コクのある濃厚な味わいなのに、しつこい脂っこさはほとんど感じられない。細麺や丁寧に添えられたトッピングもまた上品で、まるで芸術作品のようだ。豚骨ラーメンの定番アクセント、紅ショウガの代わりに、小梅を乗せているのが山頭火ならでは。これは女性が化粧の仕上げとして唇に紅をさす様子をイメージしているそうで、なんとも可愛らしく粋なこだわりだ。
続いてサイドメニューでおすすめのとろ肉パオズ（Toroniku Pao Zi $3.80）を試食。同店のラーメンのトッピングで人気の、豚の稀少な部位を使用したオリジナルチャーシュー「とろ肉」をはさんで作った包子だ。歯でスッと噛み切れる柔らかさは、やみつきになりそうだ。
同店のこだわりは食器にも現れている。最後まで食べきってほしいという思いから、ラーメンの丼は女性にも持ちやすい小ぶりなものを使用。最後の一口まで上品にスープを飲み干すことができる。また海外の店舗で使用されている食器もすべて日本からわざわざ取り寄せているという徹底ぶり。どの店舗に行っても同じクオリティを保とうという山頭火の姿勢は、国を越えても変わることはない。
つけ麺（$11.96～$12.46）や多くの人が待ち望んだという焼き餃子（$5）もこの夏から始まったばかり。寒天と3種の豆を使用したアイスクリームみつ豆（$4）、十勝産の小豆をふんだんに使用したおはぎ（$2.80）も注目の新メニューだ。夏季限定でごまだれ冷やし（$14.96）も提供中なので、お見逃しなく！ 毎週日曜から木曜までの午後3時から5時までハッピーアワーが実施されている。
Hokkaido Ramen SANTOUKA
103 Bellevue Way NE, Bellevue, WA 98004
☎ 425-462-0141
www.santouka-usa.com/bellevue
営業時間：毎日 11am～9pm
ハッピーアワー：日～木 3pm～5pm
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